ゴアテックスの手入れ法

ゴアテックスのお手入れ

 

ゴアテックスのウェアは洗えることがありがたい点で、洗濯によって機能が低下することは一切ありませんので、基本的には汚れたら洗えばいいわけです。実は洗濯することはウェアの撥水性の維持や回復にも役立つので、汚れが目に見えなくても定期的に洗う習慣を心掛けてください。

 

では洗濯のポイントについてお話ししましょう。 まずはすすぎを十分にする点です。すすぎは通常の2倍を目安として十分に行います。これが不十分だと洗剤が残って表生地の撥水性が低下する恐れがあります。部分的に頑固な汚れや油汚れがある場合は、そこに集中的に洗剤をつけたり、石油ベンジンを別布に染み込ませて叩くようにすると効果的となります。

 

ドライクリーニングについては基本的に可能ですが、個々のウェアに付いている洗たく表示に「ドライ不可」のマークがある場合は付属品(ジッパー、ボタン、キルトの中綿など)などが非対応ということでドライクリーニングができません。

 

手洗いの場合は洗剤をやや少な目にするのがポイントで、洗濯板など擦るものは使わずに軽く押し洗いする程度にしてください。ここでもすすぎは意識して十分に行ってください。
ウェアを強く絞るのは生地を傷めるケースがありますので好ましくありません。柔軟仕上げ効果のある洗剤については、市販の中性洗剤に含まれているものなら問題ありません。ちなみにゴアテックス専用の洗剤はありませんので、市販の粉末や液体の中性洗剤を使用することになります。